佐賀バルーナーズとのアウェイ2連戦、ホームでのEASLマカオ戦に勝利した琉球ゴールデンキングス。
今節の相手は富山グラウジーズ。
2025年最後のアウェイ2連戦を連勝で飾り、ホームで良いクリスマスゲーム、年末年始ゲームを迎えることができるか…
佐賀戦の観戦メモ


試合前メモ

試合結果
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | F | |
| 琉球 | 19 | 17 | 19 | 25 | 80 |
| 富山 | 23 | 20 | 15 | 32 | 90 |
| 3FG% | FBP | PITP | SCP | BP | |
| 琉球 | 40.0% | 14 | 24 | 19 | 44 |
| 富山 | 33.3% | 26 | 44 | 20 | 31 |
データ引用元
りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 B1リーグ戦 2025/12/20 富山 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトB.LEAGUEの「試合情報詳細」をご紹介。男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE(Bリーグ)。
FBP:ファストブレイクポイント(速攻による得点)
PITP:ペイントエリア内での得点
SCP:セカンドチャンスによる得点(オフェンスリバウンド後の得点)
BP:ベンチから出場した選手による得点
観戦メモ
キングス
- ローの欠場
水曜日のEASLマカオ戦で1Qのわずか1分38秒でベンチに下がり、状態が心配されていたヴィック・ロー。外国籍選手と帰化選手の得点力が高く、サイズもある富山相手にロー抜きで戦うことは避けたかったが、コンディション不良のため欠場すると試合前に発表された。
選手入場前の時間にはメディカルスタッフが付きっきりで様子を見ていたので、大事をとっての判断なのだろう。 - エントリーに苦戦
ローの欠場により、ハンドラーの枚数が1枚減ったキングスは、スクリーンプレーに対してハードショウ、ブリッツを仕掛けてくる富山ディフェンスに苦戦。15個のターンオーバーを誘発され、勝負所の4Qオフィシャルタイムアウト明けの4分44秒間で、わずか5得点に抑えられた。
ショウ、ブリッツでハンドラーが潰されそうなときに、繋ぎに入ってくれるローが欠場し、その役割を他の選手が埋めることができなかったことで、富山の策にハマってしまった。 - リバウンドのキングスは何処へやら…
ローの欠場、ウィタカベンチ外の判断により、インサイドはクーリー、カーク、佐土原の3人と手薄だったが、それを踏まえても、リバウンド総数が37対48は取られ過ぎと言わざるを得ない。特に富山にはオフェンスリバウンドを18本取られ、セカンドチャンスポイントを20得点許してしまった。
富山は全員がリバウンドに飛び込んできていたので、キングスとしてはシュートチェックして終わりではなく、相手にリバウンドを取らせない。ボックスアウトの徹底が求められる。
富山
- ケル、モータムが復帰
前節のレバンガ北海道では2試合とも欠場していたトレイ・ケルとブロック・モータムだが、Game1には2人とも復帰。本調子とは言えないパフォーマンスだったが、その分を他の選手がステップアップしてカバー。
2人を欠いた中戦った北海道戦で得たものが十分に発揮された試合だった。 - 奇策スーパー3BIG
スターターでウィリアムスニカ、ブロック・モータム、ヤニス・モランの3人を並べて起用。日本人選手でサイズのあるマシューアキノ、宮本一樹なども上手く起用しながら、常に高さのあるラインナップを作っていた。
元からチームとして3Pシュートが得意ではない富山。インサイドと高さに振り切った判断がオフェンスリバウンド18本、セカンドチャンスポイント20点、インサイドでの得点が44点とキングスを圧倒する結果につながったのだろう。 - やりたい形ができた試合
富山の平均失点は92.0点でリーグワーストだったが、この試合は圧が強いディフェンスを仕掛け80失点、オフェンスではファストブレイクポイントとインサイドを中心に得点を重ね90得点。終始富山ペースで試合を進めることが出来ていた。
Game Best 5 & MVP
この試合のMVPとBest 5を主観に基づく、独断と偏見で勝手に選出。スタッツ上の数字だけでなく、ルーズボールやディフェンス、流れを呼び寄せるプレーなどスタッツに残らないプレーも評価。
佐土原遼
ローが欠場したことで、より一層インサイドが薄くなったキングスだったが、佐土原が身体を張って戦ってくれた。ターンオーバーは2個あったものの、試合の重要局面での3Pを含む11得点、クーリーに次ぐチーム2番目の8リバウンド、2ブロック。佐土原がいなければインサイドがよりボロボロになり、早い段階で勝負が決していた可能性は高い。
ヤニス・モラン
秋田時代と11月の対戦では、モランはリムプロテクタータイプで得点にはあまり絡んで来ない選手という印象だったが、ケルとモータムを欠いた北海道戦からスコアリングでも頭角を現し始めた。 また、ディフェンスでは長い手を活かしたハードショウ、ブリッツでキングスのハンドラーを苦しめ、ターンオーバー誘発、エントリー遅延に成功。 ブロックも4本記録。モランがいるだけでコートが狭く感じた。
岡田雄三
試合前メモでは注目選手に挙げさせてもらった岡田は、この試合でも好調を感じさせるパフォーマンス。岸本とのマッチアップでは岸本に上手くファウルを誘われ、納得できないファウルコールもあったが引き摺ることなく、やるべきことに集中していた。 11得点、12アシスト、2スティールのダブルダブル。ドライブでキングスのディフェンスにギャップを生み、味方の得点を演出しつつ、最後は試合を決めるスティール、アンスポを誘発。
ウィリアムスニカ
試合序盤は笛に対してフラストレーションを溜めていたが、何か吹っ切れたのかその後は試合に集中してプレー。ファウルトラブルと枚数不足で苦しむキングスインサイドを圧倒し、インサイドの主導権を富山に手繰り寄せた。苦手なイメージがあったフリースローも5/7と高確率であり、キングスとしては、ニカにやられたくないことをやられてしまった。
[MVP]田中晴瑛
キングス側からすれば警戒する優先度は高くなく、おそらくノーマークの存在だった。 キングスが追いつきたい場面での3P、キングスの流れを切る3Pとファウルドローン。ケルやモータムが本調子ではない中、平均2.8得点の選手がチームを勝利に導く“Xファクター”になった。ケルとモータムを欠いて戦った北海道戦がチームをより団結させ、個人のステップアップを促したのだろう。 キングスとしてはGame2はリスペクトをもって抑えたい相手。


