前節、佐賀バルーナーズとのアウェイ2連戦を連勝し、水曜日のEASLにも勝利したキングスは、再びアウェイで富山グラウジーズとの2連戦を戦う。
富山とは11月にも対戦し、勝利したが修正点も多かったキングス。
今年ラストのアウェイゲーム。しっかり2連勝して沖縄に帰りたい…
前節佐賀戦観戦メモ

【観戦メモ】vs 佐賀バルーナーズ[第14節Game1]:3P大爆発!7人が2桁得点を記録し快勝!
前半戦の山場・名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの一戦に敗れ、上位との完成度の差、現在地を知った琉球ゴールデンキングス。今節は9勝12敗で西地区7位の佐賀バルーナーズと敵地で対戦。佐賀バルーナーズ戦を観戦して感じたことや印象に残った場面を中心に、振り返り用の観戦メモとしてまとめました。

【観戦メモ】vs 佐賀バルーナーズ[第14節Game2]:2日連続”3Pの雨”を降らせる!今季最多得点で敵地連勝!
佐賀バルーナーズとのGame1で3Pシュートを15本決め、Game2のシュートタッチが心配される琉球ゴールデンキングス。2日連続同じことはやられまいと修正してくる佐賀に対してキングスはどのように挑むのか。佐賀バルーナーズ戦を観戦して感じたことや印象に残った場面を中心に、振り返り用の観戦メモとしてまとめました。
試合前メモ
試合前に考えていたこと(前回試合からの修正点、対戦チームの特徴、勝利するためのポイント等)や選手への期待する要素を整理。専門的な内容ではなく、あくまで主観に基づくメモです。
前回の対戦

【観戦メモ】vs 富山グラウジーズ[第8節]:鬼門の水曜ゲームに勝利も課題の残る一戦。
越谷アルファーズとの11月最初の2連戦を連勝で終えた琉球ゴールデンキングスは、ホームで今季がB1復帰のシーズンとなる富山グラウジーズと対戦。富山グラウジーズ戦を観戦して感じたことや印象に残った場面を中心に、振り返り用の観戦メモとしてまとめました。
クラブ比較
| 得点 | 失点 | OFRTG | DFRTG | |
| 琉球 | 87.3 | 75.4 | 118.0 | 106.3 |
| 富山 | 83.2 | 92.0 | 107.7 | 119.1 |
| SCP | FBP | PITP | FD | |
| 琉球 | 17.0 | 9.7 | 35.0 | 21.3 |
| 富山 | 14.6 | 15.6 | 41.7 | 22.9 |
データ引用元
成績詳細 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトB.LEAGUEの「成績詳細」をご紹介。男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE(Bリーグ)。
キングス
- 前回対戦の反省
11/5のホーム富山戦では、91-81で勝利したものの、修正点が目立つ試合であり、富山が3-2ゾーンや2-3ゾーンなどディフェンスを変化させてきたのに対して、セカンドユニットの時間帯でオフェンスが停滞し、スターターが作ったリードを広げられない展開だった。
実際、スターター5人の出場時間+/-が最少でも+12を超えていたのに対して、セカンドユニット(ベンチメンバー)の出場時間+/-は全員がマイナスという数字であり、ベンチポイントも19点(20.9%/91得点)と、今季の平均37.1%を大きく下回る結果だった。
前節の佐賀戦では、セカンドユニットの時間帯にも改善が見られ、出場する選手全員が役割を果たしていた印象だが、今節の富山戦でも、継続して結果を残せるのか注目だ。 - FBP
前節の佐賀戦では、FBPがリーグで下から数えた方が近いキングスが、2日間でFBP47を記録し、今季開幕前に増やしたいとしていた「速い展開」が多く出た試合だった。
今節の相手、富山はFBPがリーグ5位の15.6点、Paceも77.2のリーグ2位で、「速い展開」を得意としているチーム。「速い展開」でPaceを上げて、相手の土俵で勝負することは、通常なら避けたいところだが、キングスは名古屋D戦で、「速い展開」が出せず、24秒バイオレーションを連発されてしまった。名古屋Dのようなプレッシャーが激しく、ディフェンス強度が高いチームに対して、得点を重ねるのに有効なのがFBP(速い展開)であり、チームとして「速い展開」でも得点できるオプション、経験を積んでおく必要がある。
富山の土俵に上がることになってしまうかもしれないが、今後のためにもFBPを積極的に狙ってほしい。 - 富山でも”3Pの雨”を降らせることができるか
佐賀戦では2日間で3FGを55本中29本(52.7%)成功させ、”3Pの雨”を降らせていたキングス。シュートタッチが好感触なまま富山に乗り込みたかったが、水曜日には、Bリーグと公式球が異なるEASLの試合があり、3FG%は30.5%に落ち込んだ。(ボールが異なることによる影響は大いにあったと思う)
EASLで低調だったシュートタッチを引きずらず、富山でも”3Pの雨”を降らせるためには、チームとしてオープンをつくり、打つべきタイミングで、しっかり打ち切ることが必要だろう。 - ロー、ドットソンのコンディション
佐賀戦終盤でドットソンは脚を気にする素振りを見せてベンチに下がり、EASLではベンチ外。EASLに出場登録されたローは、1Qをわずか1分38秒プレーしただけで、それ以降は出場なしと、何かしらのアクシデントがあったものと思われる。大事を取って出場しなかったのなら安心だが、富山戦での2人の出場可否、コンディションを注視したい。
注目選手:荒川颯
佐賀との2試合では、今季ベストのパフォーマンスを発揮し、セカンドユニットの一員として、チームの勝利に大きく貢献した荒川颯だが、水曜日のEASLでは、オープンの場面でシュートではなくパスを選択し、ターンオーバーを犯してしまうシーンが2度あった。
荒川の良さは思い切りの良さであり、消極的なプレーを続けるとチーム内での序列も下がり、プレータイムも減ってしまう。
チームの底上げ、自らの地位を確立するためにも、自信をもって、思い切り良いプレーを見せてほしい。シュートは打たないと入らないし、打たないとJCP(ジャック・クーリー・ポイント)にもつながらない。
前回の富山戦で+/-が最も悪かった荒川のリベンジゲームになることを願う。
富山
- 2FG>>>3FG
今季の富山は3FGAが22.7本でリーグ24位、3FGMは6.7本でリーグ25位、3FG%も29.4%でリーグ25位と3FGに関しては、リーグ内でも下位の数字が並ぶ。一方で、PITPは41.7点のリーグ2位、SCPは14.6点のリーグ4位、FBPも15.6点でリーグ5位と、いずれもリーグ上位。3FGよりもペイントアタックやトランジションで得点を重ねる、2FG中心のチームカラーがハッキリしている。 - ディフェンスの引き出しは多いが課題あり
前回のキングス戦では、3-2ゾーンや2-3ゾーン、チェンジングなど、試合を通して、ディフェンスを変化させ、キングスは特にセカンドユニットの時間帯で苦しめられた印象が強い。ただし、平均失点92.0点、DEFRTG119.1はいずれもリーグワーストと、スタッツ上では明確な課題を抱えている。
勝利した6試合でも平均失点は86.3点と多く、守り勝つバスケというよりは、「取られたら取り返す」スタイルだ。 - ケル、モータムを欠きながらも北海道に善戦
前節の富山は、東地区同率1位と好調を維持するレバンガ北海道と対戦。2試合ともチームの得点源であるトレイ・ケル、ブロック・モータムを欠く厳しい状況だったが、Game2では1点差での敗戦と、最後まで勝敗の行方が分からない接戦を演じた。
2連敗とはなったものの、主力選手不在の中で、各選手が役割を拡大し、個々がステップアップしたことは、富山にとって大きな収穫で、キングスにとっては、ケルとモータム以外も警戒する必要のある選手が出てきた。
注目選手:岡田雄三
昨季までB2静岡でプレーしていたが、個人昇格でB1の舞台へ。
今季はここまで23試合に出場し、16試合でスターター起用。1試合平均7.3得点、3.9アシストを記録している。
11月のキングス戦では3得点、5アシストと本来のパフォーマンスを発揮できていなかったが、直近5試合は好調で、1試合平均12.2得点、4.0アシストを記録している。
好調な選手だけに、キングスとしては激しいプレッシャーをかけ、自由なプレーをさせないことが必要だ。
キングス勝利へのカギ
- ファウルトラブルに警戒
富山は1試合のファウル数23.3個でリーグ1位だが、その分ファウルドローン数も多く、リーグ2位の22.9個を記録しているチームだ。
その特徴通りに11月の対戦でも、キングスは前半ファウルトラブルに苦しみ、ボーナスフリースローを富山に献上。突き放したい場面でもフリースローで試合を繋がれてしまっていた。
富山には、ケルやモータム、宇都直輝などファウルドローンが上手い選手が揃っているが、誘いに乗らないことが重要で、ディフェンスでは手を下げずハンズアップ。レフリーの笛の特徴を早期に掴み、対応していくことが求められる。 - 各Qを「20」点以下に
富山は今季6勝を挙げているが、勝利した6試合の平均得点は93.1点で、逆に敗れた17試合の平均得点は79.6点である。富山は勝ち試合でも、失点が85点を超えるため、キングスとしては、いつも通りのオフェンスを展開しながら、ディフェンスでは、富山を「80」点以下、各Qあたり「20」点以下を目安にしたい。
そのためにも、前述したファウルトラブルや、富山の得意な形(FBP)につながるターンオーバー、被オフェンスリバウンド(SCP)が最小限に抑えたい。
以上、試合前メモでした。
観戦メモ
更新はGame1、Game2ともに週明けを予定


