2-0で4月の三遠戦に備えたい…
三遠とのGame1を23点差で勝利した琉球ゴールデンキングス。
三遠とは4月にも2連戦が残っているため、チーム状態が厳しい今の時期に2連勝をしておきたいところだが…
三遠戦Game1の観戦メモ

試合前メモ
キングス
- 快勝の後は難しい試合が待っている
Game1は松脇が大当たりしたことで、試合の主導権を握り23点差の快勝だったが、Game2でも同じ展開になるとは限らない。特に3Pシュートという不安定要素(=水物)で勝っただけに、シュートが思うように決まらなくなれば、難しい試合展開になるはずだ。シュートは水物なので、シュート以外の部分(リバウンド、ディフェンス)で主導権を握りたい。
三遠
- 連敗阻止に全力を尽くすはず
6勝8敗と負けが先行している三遠だが、中地区2年連続王者の意地もあるはず。Game1では点差が開いたことで、良い意味で主力を休めることができたはずなので、Game2ではフレッシュな状態かもしれない。
試合結果
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | F | |
| 琉球 | 23 | 17 | 23 | 16 | 81 |
| 三遠 | 29 | 16 | 22 | 14 | 83 |
| 3FG% | FBP | PITP | SCP | BP | |
| 琉球 | 30.0% | 8 | 28 | 21 | 23 |
| 三遠 | 34.6% | 17 | 46 | 12 | 21 |
データ引用元
りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 B1リーグ戦 2025/11/09 三遠 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトB.LEAGUEの「試合情報詳細」をご紹介。男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE(Bリーグ)。
FBP:ファストブレイクポイント(速攻による得点)
PITP:ペイントエリア内での得点
SCP:セカンドチャンスによる得点(オフェンスリバウンド後の得点)
BP:ベンチから出場した選手による得点
観戦メモ
キングス
- ロングリバウンドへの対応
キングスのインサイドはクーリー、カークとリーグでも屈指の選手が陣取っているが、3Pシュートが外れた後のロングリバウンドまで、この2人が対応することはできない。キングスは、Game1から三遠にロングリバウンドを獲られており、Game2では修正したかったが、改善されなかった。
ハードワークしてタフなシュートを打たせたのに、最後の最後でリバウンドを拾われてセカンドチャンスポイントを与えてしまえば、試合の流れも掴むことはできない。
リバウンドを拾うまでがディフェンス。
ボールウォッチャーになるのではなく、リバウンドを絶対獲るという意識をチーム全体で共有することが必要だ。 - 荒川区のパフォーマンスが勝敗に直結
荒川は2日間通じて0得点、Game2の+/-はチームワーストの-9で、攻守ともに試合に入れていないように感じた。ゾーンディフェンスなど変化する三遠ディフェンスに対して迷ってしまっていたが、綺麗にバスケットボールをしようとするのではなく、荒川らしい思い切りの良いプレーをしてほしい。
カークは、コンディションに不安があるのか、今季はプレーの強度が上がっておらず、この試合でもボックスアウトを怠ってオフェンスリバウンドを許したり、リング下でファンブルしたりと、本来カークに期待しているパフォーマンスとは程遠い内容だった。ディフェンスでは、ショウディフェンスなどカークが前に出るシーンも見られるが、このコンディションでは、アジリティ不足で隙が生まれるだけだ。
荒川颯とアレックス・カーク(=荒川区)のパフォーマンスが安定なしにセカンドユニットの安定などないので、この2人のコンディション、パフォーマンスが1試合でも早く良くなることを期待したい。 - 笛と戦っても良いことない
試合を通して、レフリーの笛に対してフラストレーションを溜めていた選手が多くいたが、レフリーに抗議したところで、レフリーの笛は変わらない。笛に対してイライラして、本来のやるべきこと、集中力を見失い、試合の流れを相手に掴まれるのは、今季のキングスの負けパターンである。
コントロールできないレフリーの笛よりも、自分たちのバスケットボールに集中するべきだ。 - 崎濱よ!自信をもって!
小針の体調不良中にPG2番手の座を掴んだ崎濱だが、桶谷HCの評価は厳しい。この試合でも、自身がオープンであるにも関わらず、パスを選択し、良いオフェンスを作ることができない場面があった。崎濱は20歳と若く、経験を積まなければならない。チャレンジした末の失敗なら、今後に活かせる経験値となるが、チャレンジしなければ何も生まれない。
崎濱のプレーはB1の舞台でも十分に通用する部分があるので、自信をもってプレーしてもらいたい。
三遠
- 松脇にはドライブOK、NOキャッチアンド3P
松脇にGame1で7本の3Pシュートを決められた三遠は、松脇にキャッチアンドシュートを許さないことを徹底していたように思える。(1Qで2本決められたが)松脇にドリブルをさせ、良いリズムでシュートを打たせないようにしたり、ドライブするように仕向けたことで、この試合では松脇の3FGを2/7と2Q以降封じることに成功した。 - ポイントインザペイント46得点
三遠はメイテン、デイズを欠いており、ポストアップでは、キングスのインサイド陣をこじ開けることは難しいと思われたが、三遠はキングスを上回るペイントエリア内での得点を記録した。
実際、ザックや河田にポストアップでやられた印象もないが、上回られた理由は、ヌワバをはじめ多くの選手にドライブでスコアされたからであろう。本来であれば、キングスのインサイド陣がコンテストするはずだが、河田やザックが綺麗にクリアアウトしたり、ファストブレイクで仕掛けることで、1v1で抜いてしまえばイージーにフィニッシュまで行くことが出来ていた。
Game Best 5 & MVP
この試合のMVPとBest 5を主観に基づく、独断と偏見で勝手に選出。スタッツ上の数字だけでなく、ルーズボールやディフェンス、流れを呼び寄せるプレーなどスタッツに残らないプレーも評価。
ヴィック・ロー
前半は笛に対してフラストレーションを溜めてしまい、集中できていないように思えたが、後半は一転。三遠がファウル覚悟で削ってくるディフェンスをしても我慢して、集中してプレーできていた。
ローだけで終わってしまったプレーもあったが、この試合では、ローに頼らざるを得ない状況だったので仕方がないと思う。ディフェンスではヌワバとマッチアップして、オフェンスでは20得点。本当によく頑張ったと思う。
岸本隆一
Game1に続いて先制点は岸本の3Pシュートだった。ディフェンスを頻繁に変化させてくる三遠に対して、セカンドユニットは効果的なオフェンスが展開できなかったため、岸本がチームハイの出場時間となってしまった。岸本の出場中の+/-は+8、得点も3Pシュート3本含む18得点だった。
河田チリジ
フリースローは0/3と決めることができなかったが、キングスのインサイド陣に対して、身体をぶつけて、オフェンスリバウンド4本、FG4/4の8得点を挙げた。特に、フリースローを落とした後に、オフェンスリバウンドを獲ってミスを帳消しにしたプレーや、ヌワバのフリースローが落ちた際にリバウンドに絡んでカークからファウルドローンしたプレーは、キングスとしてはダメージの大きいプレーだった。
スティーブ・ザック
Game1から感じていたことだが、スティーブ・ザックのパフォーマンスが、A東京在籍時とは180度違ったパフォーマンスになっている。キングスインサイド陣に負けずと身体を張り、オフェンスリバウンド4本、10得点。フリースローを4/5で決められたことも誤算だった。
キングスは、ヌワバをはじめペネトレイトからの得点を多くやられたが、ザックがクリアアウトして、キングスインサイド陣をコンテストに行かせないようしていたことが効いていた結果だろう。
[MVP]デイビッド・ヌワバ
メイテン、デイズがいなくても、三遠にはヌワバが居る。
ヌワバに対してはローがマッチアップしていたが、ゴリゴリと身体をぶつけてのドライブアタックが効果的に決まり、キングスに流れが行きかけても強引に引き戻すことが出来ていた。
ゲームハイの30得点、11リバウンド、4アシストは文句なしのMVP。
次戦に向けて
正直、勝てた試合だったし、今後を考えても勝っておきたかった一戦だった。
終わった試合をいつまでも、引きずっても良いことはないので、反省点は反省点として把握しつつ、次の試合に向けて切り替えてほしい。
次節は、水曜アウェイ大阪戦。
誰か1人に頼るのは、キングスのバスケではない。
厳しい状況だからこそ、全員がステップアップしてほしい。


