【つぶやき】平良宗龍がB2・岩手ビッグブルズへの期限付き移籍を決断。勝利と育成の両立の難しさ。

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平良宗龍の決断

11/7、琉球ゴールデンキングスは、今季からU22枠でキングスの一員となっている平良宗龍が、B2の岩手ビッグブルズに期限付き移籍することを発表した。

#30 平良宗龍選手 期限付移籍のお知らせ
この度、琉球ゴールデンキングスの#30 平良宗龍選手が、岩手ビッグブルズへ期限付移籍することが決まりましたのでお知らせいたします。 平
【チーム情報】平良宗龍選手 期限付移籍加入のお知らせ
いつも熱いご声援ありがとうございます。このたび岩手ビッグブルズでは、平良宗龍選手が琉球ゴールデンキングスより期限付移籍で加入することが決

 

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キングスと平良宗龍

平良はキングスアカデミー、キングスのU15、U18を経て育った選手で、開志国際高校1年生時には、ウインターカップ制覇を経験し、特別指定選手として、キングスでプレーしたことも記憶に新しい。
高校卒業後は、大学進学の道を選ばず、キングスクラブ史上初のU22枠選手として契約。早くからプロの世界に飛び込む決断を下した。
今季の平良は、シーズン前に沖縄で開催されたプレシーズンマッチ(昌原戦、A千葉戦)こそベンチ入りし、出場機会も得たが、シーズン開幕後は一転してベンチ登録ゼロ。試合をベンチの外から見守る日々が続き、アウェイ遠征にも帯同していなかった。
11/5の富山戦では、同じU22枠の佐取龍之介の姿があった一方で、平良の姿は見られず、体調不良なのではないか、と心配する声も上がっていた。

 

U22枠とは

では、ここで改めてU22枠とは何なのか。振り返っておきたい。

  • 対象:高校卒業年およびその翌年の選手
    ユースカテゴリーに在籍経験があること
  • 登録:通常契約13名とは別枠で1クラブ2名まで
  • 契約:プロ契約のみ(最短3年、最長4年)
  • ベンチ登録:通常12名とは別枠で1名まで登録可能

ユースカテゴリー選手の大学進学以外の選択肢であり、長期的な選手育成を目的とした制度。
B.PREMIERから導入されるドラフト制度では、原則、新人選手はクラブを選べないが、ユースカテゴリーに一定期間在籍していれば、ドラフトを経由せずに、トップチーム入りができる。

選手登録制度「U22枠」の新設について
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(東京都文京区、チェアマン:島田慎二 以下「B.LEAGUE」)は、2023-24シーズンより、選手登録制度として「U22枠」を新設することになりましたので、ご報告いたします。...

 

決断の背景にあるもの…?

今季のキングスは、契約選手が16名と大所帯。
U22枠の選手は制度上ベンチ登録が可能とはいえ、ここまでの13試合で佐取・平良ともにベンチ入りした試合はゼロ。そもそも16名の大所帯では、トップチームの練習に参加すること自体、容易ではないだろう。(特に、今季はここまで毎週水曜日に試合があり、移動と休養で練習機会自体限られていたはずだ。)

桶谷HCはプレシーズンゲームの試合後会見で平良について次のように語っていた。

「一つのプロジェクト。1~2年ではなく、3年くらいのスパンで見ている。プレシーズンでは試合に出ているが、5対5の練習にもなかなか入れていない。じっくり育てていくつもり。」

アウトナンバー

【記者会見】琉球ゴールデンキングス 桶谷大ヘッドコーチ【vs アルティーリ千葉 Pre GAME1】 [2025.09.23]
▼その他の会見動画はこちら▼リーグ - OUTNUMBER WEB

このコメント通り、チームとしては時間をかけて育成する方針を取っていたが、今回、期限付き移籍を決断した平良としては、「試合の中で経験を積みたい」との思いが強かったのだろう。

また、現在のキングスは接戦、難しい試合続きで、若手に出場機会を十分に与えながら勝利を追う余裕がないことも事実。
「じっくり育てたい」+「試合に出す余裕がない」キングスと、「試合で経験を積みたい」平良。
両者のギャップを埋めるために、最も現実的で前向きな解決策が、今回の期限付き移籍だったと言える。

 

平良とキングスのこれから

今回の期限付き移籍は、「出場機会を与えられないチーム」と「出場機会を得たい」平良のギャップを埋めるものになると思われるが、キングスは、単なる「若手の勇気ある挑戦」で片づけて良い話でない。
平良の出場機会を求めて期限付き移籍を選ぶという決断は、勝利と育成をどのように両立していくかという、キングスのクラブ方針を改めて考えるきっかけにしなければならない。

今季のキングスは、勝利が強く求められる中で、育成も同時に担う難しいプロジェクトを抱えていた。しかし、U22枠選手に出場機会がないという現状は、ドラフト導入後のユースカテゴリー在籍選手の将来選択(大学進学か、ドラフトエントリーか、U22枠か)に大きな影響を与えるだろう。そのため、このタイミングを機にクラブとして育成方針を整理し、より明確に示す必要がある。

とはいえ、今回の期限付き移籍は決して”別れ”ではない。
平良自身のコメントからも伝わるように、これはキングスの戦力になるために必要なステップであり、片道切符ではない。岩手で出場機会を得て、経験を積み、より逞しくなってキングスへ戻る。そのための挑戦だ。

そして、もう一人のU22枠・佐取龍之介については、今後もU22枠のベンチ登録枠を活用してベンチ入りすることを期待したい。
たとえガベージタイムなど限られた出場であっても、ベンチに座り試合の空気を肌で感じることは、ベンチ外では得られない貴重な経験になる。
こうした経験の積み重ねが、若手選手を成長させ、将来的にチームの戦力へとつながる。

育成と勝利、その両方を追い求めるキングスにとって、平良の挑戦は単なる個人のステップに留まらない。
若手育成の在り方や試合への起用方針、U22枠の活用、すべてを見直す契機となる、大きな一歩だ。
この平良の挑戦を機に、クラブが勝利と育成を両立させるための道筋をより明確に描き、未来の選手たちに示していくことが求められる。

 

平良宗龍!怪我には気をつけて!
また、キングスで成長した姿が見られることを楽しみにしています!
がんばって!!!

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