前節で2025年のアウェイゲーム納めをした琉球ゴールデンキングス。
今節はクリスマスイブの夜に川崎ブレイブサンダースをホームに迎えての一戦。
キングスファンに勝利という名のクリスマスプレゼントを届けてほしい…
前節富山戦観戦メモ


試合前メモ
クラブ比較
| 得点 | 失点 | OFRTG | DFRTG | |
| 琉球 | 83.4 | 76.1 | 117.3 | 107.0 |
| 川崎 | 74.2 | 83.7 | 101.6 | 114.6 |
| SCP | FBP | PITP | AST | |
| 琉球 | 17.5 | 9.8 | 34.6 | 19.9 |
| 川崎 | 9.6 | 12.6 | 34.4 | 20.2 |
データ引用元
成績詳細 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトB.LEAGUEの「成績詳細」をご紹介。男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE(Bリーグ)。
キングス
- ローの状態
EASLマカオ戦の試合開始早々にベンチに下がり状態が心配されていたヴィック・ローは、前節富山戦にもコンディション不良で欠場。富山戦の選手入場前の時間にはメディカルスタッフと入念に調整し、最後の方にはシュートも打っていたので、復帰は近いと思われるが、今節の出場はどうなるだろうか。川崎戦後の週末には仙台89ers戦、年明けにはシーホース三河戦と天皇杯が組まれているので、無理して出場し、状態が悪化することだけは避けたいところだ。 - 小針の古巣対戦
シーズン開幕直後こそ、セカンドユニットの1番手PGとして試合に出場していた小針幸也だが、ここ最近はベンチ外や十分なプレータイムを得られていない状況で、前節富山戦でもGame1はDNP、Game2はベンチ登録外だった。
今節の対戦相手川崎ブレイブサンダースは、昨季、小針が期限付き移籍したクラブでもあり、小針にとって初の古巣対戦となる。
まずはベンチ登録されることが大前提だが、仮にベンチ登録され、プレータイムをもらえた場合は、スピード感のあるプレーや、粘り強いディフェンスをして、古巣川崎に小針らしさを存分に見せつけてほしい。
チーム内での序列は厳しいものがあるが、この一戦で小針がシーズン後半戦に活かせる”何か”を掴んでくれることを願っている。 - オフェンスの組み立て
キングスはトランジションチームではなく、ハーフコートバスケかつスクリーン(ピック)からオフェンスがスタートすることが多いチームで、対戦相手もその対策として、ハードショウやブリッツなどを仕掛けてくる場合がある。実際、前節の対戦相手の富山も岸本やアンダーサイズのウイング陣がピックを要求した場合は、ビッグマンがハードショウに出て激しいプレッシャーをかけ、ターンオーバーを誘発された。
アンダーサイズでパスコースが限定されるため、ドリブルで大回りしてかわす選択は仕方ないのかもしれないが、その分ショットクロックは減り、オフェンスの組み立てにも時間がかかり、タフなシュートを強いられてしまう。
川崎のエマニュエル・テリーはアスレチックなビッグマンでフットワークも軽快なため、ハードショウなど仕掛けてくる可能性はある。今後に向けて、チームとして、オフェンスの選択肢を増やすためにも、オフボールスクリーンやピックを呼ばず1on1で勝負してからの組み立て(スコアorパス)を増やしていきたい。(特に、脇や岸本はピックが無くともドライブでディフェンスを抜けるスピードと緩急を持っているのでね…)
ちなみにキングスの今季1試合平均アシストは19.9本で、勝利時は21.2本、敗戦時は16.8本となっている。
注目選手:岸本隆一
今季の岸本は1試合平均11.4得点、3.4アシスト、2.3リバウンドと、35歳のベテランでも衰えを感じさせないスタッツを残している。しかし、気になるのは3FG%である。11月のバイウィーク前の3FG%は35.5%と安定した数字だったが、バイウィーク明けの7試合では3Pシュートを47本打って、成功はわずか9本、3FG%19.1%と急落。バイウィークを挟んだことでシュートタッチの感触が戻ってきていない。(前節の富山戦Game2では3Pシュートを10本打ったが成功は0本だった…)
今節の相手、川崎ブレイブサンダースは岸本にとっては良いイメージの残っている相手。2017-18シーズンの川崎戦では3Pシュート7本含むBリーグキャリアハイの32得点を挙げ、2020-21シーズンの川崎戦ではBリーグキャリア最多の3Pシュート8本を沈めている。
バイウィーク明け以降シュートタッチ苦しむ岸本が川崎相手に爆発し、本来のシュートタッチを取り戻してくれることに期待だ。
岸本が3Pシュートを沈めて、篠山が天を仰ぐ姿をまた見たい←(8:30くらい)
川崎
- 勝利した5試合の特徴
川崎は昨季に引き続き、今季も苦しい戦いを強いられているチームで、シーズン途中にHCの交代もあったが、前節は島根スサノオマジックからも勝利し、徐々にチームの形も見えてきている。
今季の川崎は1試合平均得点が74.2得点、3FG%は32.9%だが、勝利した5試合では84.4得点、3FG%39.1%となっている。また、勝利した5試合中4試合で1Qにリードを作って、試合の主導権を序盤に掴むことが勝利につながっている。
逆に敗戦時は、平均得点が71.7得点、3FG%が31.5%とリーグでも下位の数字になっている。 - タイプの違うビッグマン
今季から川崎に加入したドゥシャン・リスティッチとエマニュエル・テリーの外国籍2人はともにビッグマンだが、タイプの異なる選手たちだ。リスティッチは212cmと長身ながら、シュートレンジが広く3Pシュートを1試合平均3.3本のアテンプトを42.2%で決め切るストレッチビッグタイプ。一方、テリーはアジリティとアスレチック能力が高く、動けるビッグマンとして泥臭い仕事もこなす選手だ。
キングスのジャック・クーリーとアレックス・カークにとって、シュートレンジが広いリスティッチと動けるテリーは、苦手なタイプであり、スイッチディフェンス含めて、チームとしてディフェンスの取捨選択をする必要があるだろう。
注目選手:津山尚大
沖縄県出身で、過去にはキングスにも在籍した津山尚大。今季は島根スサノオマジックから川崎ブレイブサンダースへ移籍し、チームの中心選手としてこれまでより多くの役割を担っている。25試合中23試合でスターター出場し、1試合平均8.8得点はBリーグキャリア最高の数字である。
津山はキングス相手になると活躍する印象があり、昨季のチャンピオンシップではキングスとの2試合で平均14.5得点、3FG%40.0%と成長した姿を見せつけられたのも記憶に新しい。
キングスは津山に対するディフェンス優先度を高くしてくると思われるが、津山がそのディフェンスをかわして、川崎を引っ張る3Pシュートを何本決めるのか注目だ。
キングス勝利へのカギ
- 1Qで主導権を握ること
今季のキングスは1Qをビハインドで終えた際の勝率が40%(リード時92.3%)と低く、2Qもビハインドで終えると14.3%まで勝率が低下する。(3Qビハインドで終えた場合は0%)
川崎は勝利した5試合中4試合で1Qにリードを作っていることからも、1Qでリードする、ファーストパンチを喰らわせて主導権を握ることが勝利するためには欠かせない。
また、ホームの沖縄アリーナでは、4Qの失点が増える傾向があるので、3Qまでに3ポゼッション以上のリードを作っておくことが理想である。 - 川崎の若手を抑える
チームの得点源は、ロスコ・アレンやリスティッチなどの外国籍選手や、津山尚大や篠山竜星などの中堅・ベテラン選手であり、彼らにやられることはある程度仕方がない場合もある。
そのため、その他の選手、特に若手選手を良い調子にさせないことが重要である。川崎には岡田大河や伊久江ロイ英輝、山内ジャヘル琉人(怪我で離脱中)などの若手有望株が揃っており、彼らが試合で結果を残すとチーム全体に勢いが生まれる。
キングスとしては、ディフェンスで許容することと、絶対にやらせないことをハッキリさせ、チームとして共通認識をもって、対峙することが大切だ。
以上、試合前メモでした。
観戦メモは試合後執筆予定


