敵地で連勝へ。
秋田ノーザンハピネッツとのGame1を31点差の100点ゲームで勝利したキングス。秋田もホーム連敗は避けるべく、修正して挑んでくるはず。
敵地秋田で2連勝して、ホーム沖縄でのEASL、群馬との3連戦に勢いをつけて臨みたいが…
vs秋田Game1の試合メモ

試合前メモ
試合前に考えていたこと、注目していたポイント、チームや選手への期待をまとめました。専門的な展望ではなく、一バスケファンとしての率直な思いや視点を綴っています。
- 3P%の波
長年キングスを応援していると、シュートタッチが良かった試合の次の試合では、シュートタッチに苦しんでいる印象が強くある。Game1では3P%も4割を超えており、試合中から「明日の試合が怖い」と思ってしまった。
今季のキングスはどうなのだろうか。
仮に、シュートタッチが悪くとも、ディフェンスで耐えて、インサイドとフリースローでつなぐことができれば、勝機は十分にあるだろう。
試合結果
| 琉球 | Q | 秋田 |
| 16 | 1Q | 17 |
| 21 | 2Q | 20 |
| 21 | 3Q | 14 |
| 31 | 4Q | 18 |
| 89 | FINAL | 69 |
| 3FG% | FBP | PITP | SCP | TOV |
| 22.7% | 11 | 50 | 18 | 7 |
データ引用元
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=504798&tab=2
観戦ひと口メモ
試合を観ながら感じたこと、印象に残ったプレーを“ひと口メモ”としてまとめました。専門的な分析ではなく、一人のバスケファン、キングスファンとしての素直な感想や気づきを綴っています。
秋田
- ディフェンスの秋田が戻ってきた
Game1では100失点したディフェンスだったが、Game2では強度が戻り、前半37失点に抑えた。後半は、クーリーとローの理不尽コンビにやられてしまい、結果的に89失点だったが、ブリッツなどの仕掛けもあり、ようやく秋田らしいディフェンスが戻りつつあると感じた。 - ウェッツェルさん大当たり
Game1では8得点と大人しかったヤニー・ウェッツェルさん。Game2では積極的に得点を狙い24得点。特に前半は、キングスのインサイドプレーヤーが、ウェッツェルのアウトサイドシュートへの警戒が低く、シュートコンテストが甘かったこともあり、16点(3P2/2)を挙げていた。
今季の秋田のトップスコアラーはキアヌ・ピンダーだが、ウェッツェルも安定して得点を稼げるようになれば、対戦相手としては簡単に守ることができなくなるはずだ。
キングス
- 3Pが入らなくても勝つのがキングスの強み
今季は、3Pの改善を期待していたが、ここまでの7試合で、3Pを35%以上で決められた試合は2試合しかなく、今季も3P%に苦しんでいると言えるだろう。
しかし、キングスには強力なインサイドプレーヤーが居て、ペイントエリアでの得点やファウルドローンで得たフリースローでの得点によって、着実に得点を重ねることができる。実際、この試合でも前半の3Pは1/12であったが、同点で折り返せている。 - 我慢して、耐えて、勝つ。
前半、決めるべきイージーシュートを落としてしまったことで、なかなかオフェンスのリズムに乗ることができなかったキングスだが、ディフェンスでは、集中力を切らすことなく、プレーすることができていた。(オフェンスの組み立て自体も悪くはなかった)
これまでの敗戦試合では、オフェンスが上手くいかないと、ディフェンスでも崩れてしまう悪循環に陥っていたが、秋田とのGame2では、崩れることなく、我慢して、耐えて、後半で一気にリズムに乗ることができた。
#2 小針幸也
2Qの入りで、アリ・メザーのターンオーバーを誘発したり、簡単にボールを運ばせないようにするディフェンスは良かった。
スピードでせっかく相手を抜き去ってフリーなのだから、ヘルプを見せられても、フィニッシュまで強気で行ってほしかった。
2Qの+/-は-3だが、小針の時間帯は決めるべきシュートを決めれなかっただけで、オフェンスの組み立て(ゾーンブレイク)としては悪くなかったと思う。
#4 ヴィック・ロー
3Q終了時点で、4得点で大人しいなと思っていたら、4Qだけで16点(FG100%)取る理不尽ロー。点数が取れてなかったので4Q序盤は、若干セルフィッシュになっているようにも思えたが、決めてしまうのだから文句の言いようもない。
FTの調子も戻ってきたと思うので、これを継続していってほしい。
#8 佐土原遼
オープン3Pを2本落としてしまうのは勿体ない。
ドライブストップして、パスを探すのではなく、外れたもののフィニッシュまで行ったのは良かった。
#10 荒川颯
クーリーのあまり優しくないタッチダウンパスをよくキャッチして、レイアップを決めてくれた!このプレーで試合が決まったと思う。
インサイドでポジションをとっていたカークへの矢のようなアシストも印象的。
#12 ケヴェ・アルマ
岸本のリングを介したアリウープパス←を見事に叩き込み、吠えたのは盛り上がった。前半苦しい時間帯だったが、アルマのこのプレーによって、前半を同点で折り返せたと思う。
#14 岸本隆一
Game1で12得点10アシストした岸本だったが、Game2は3P成功0で、FGも2/8、FTも失敗ありと、シュートタッチがあまり良くなかったのかなーという印象。
#15 松脇圭志
Game1で3Pが当たったこともあり、秋田は松脇に対して激しいディフェンスを仕掛けてきたが、松脇は逆手にとって、味方を活かすパスを供給し、チームトップの4アシストを記録。
3Pも2本成功。今後もこのシュートタッチが継続することを願うばかり。
#17 崎濱秀斗
岸本に代わってPG2番手として出場。Game1の後半でみせたような積極的なプレーも継続することが出来ていた。特に、身体を当ててスペースを作ってからのプルアップジャンパーはお見事。
ディフェンスでも身体を上手く当てて、激しく、ハードに守ることが出来ていた。
秋田のブリッツにハマりそうになったシーンもあったが、それも経験。
身体も昨季より確実に出来上がってきているので、自信をもって積極的にプレーできれば、プレータイムは着実に伸びてくるはず!
#34 小野寺祥太
高い位置からプレッシャーをかけて、ターンオーバー誘発(スティール成功)したのに、ノーマークのレイアップを落とすのは困る。ノーマークのレイアップは意外と緊張してミスすることもあるけど、ミスによって流れを失ったりすることもあるので、慎重に!(レイアップ決めてれば全員得点でしたorz…)
#45 ジャック・クーリー
3Qだけで11得点。20得点11リバウンドのダブルダブルを達成。
チームとして3Pが入らないときに、インサイドでスコアしてくれるクーリーは本当にありがたい。特に、試合を通してFT6/6というのは神!!!
#47 平良彰吾
簡単にボールを止めてしまって、トラベリングになってしまったのは反省が必要。
2Qに小針と代わってコートインも1分半ちょっとで2ファウルは軽率だったけど、それも平良の長所(ハッスルプレー)の裏返し。
#53 アレックス・カーク
なかなかスコアが伸びない前半を支えたのはカークだと思う。レイアップなどを決められない展開でも、カークがオフェンスリバウンドを拾ったり、インサイドでポジションをとってファウルドローンすることで、耐えることができた。
ウェッツェルのアウトサイドシュートについてのコンテストが甘かったのはあったが、後半では修正されていたし良き。
まとめ
次戦はホームに帰って、EASLのメラルコ・ボルツ戦。
EASLの開幕戦を落としたキングスにとって、ファイナルラウンドに進出するうえでは、もう落とせる試合はない。
メラルコとは過去にも対戦経験があり、クリス・ニューサムなどの中心選手の特徴も把握しているはずだ。
オフェンスが上手くいかない時間帯でも、ディフェンスで我慢して、耐えて、流れを掴むことができれば、勝利への道は開ける。


コメント