前半戦の山場・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦に敗れ、チームの現在地を改めて思い知らされたキングス。
今節はアウェイで佐賀バルーナーズと対戦。
この試合を現在地から高みを目指すための一歩目にしたい…
前節名古屋D戦の観戦メモ

試合前メモ

試合結果
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | F | |
| 琉球 | 28 | 29 | 22 | 16 | 95 |
| 佐賀 | 25 | 12 | 15 | 20 | 72 |
| 3FG% | FBP | PITP | SCP | BP | |
| 琉球 | 57.7% | 26 | 36 | 12 | 42 |
| 佐賀 | 21.6% | 14 | 28 | 8 | 32 |
データ引用元
りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 B1リーグ戦 2025/12/13 佐賀 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトB.LEAGUEの「試合情報詳細」をご紹介。男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE(Bリーグ)。
FBP:ファストブレイクポイント(速攻による得点)
PITP:ペイントエリア内での得点
SCP:セカンドチャンスによる得点(オフェンスリバウンド後の得点)
BP:ベンチから出場した選手による得点
観戦メモ
キングス
- スターターは2BIG
バイウィーク明けの3試合の広島戦、名古屋D戦では、相手の3BIGに対応して、キングスも3BIGをスターター起用していたが、この試合では、2BIGスタートが多い佐賀に合わせてキングスもクーリー、ローの2BIGをスターター起用した。
それによって、カークがベンチからの出場となり、広島戦、名古屋D戦とは異なるセカンドユニットの組み合わせ、ローテーションが見られた。 - FBP26!?
今季開幕前、ファストブレイクポイント(FBP)を増やしたいと桶谷HCは言っていたが、ここまでの21試合でキングスのFBPはリーグ2番目に少なく、この試合開始前の時点で、1試合平均のFBPは8.3点だった。そのキングスがFBPだけで26点挙げたのは驚きであり、今季開幕前に目指していた理想に少し近づいた試合だったのではないだろうか。
今後もFBPを増やしていくためには、激しいディフェンスでターンオーバーを誘発すること、ディフェンスリバウンドを確実に確保することが重要で、ボールマンが、前の空いた空間にパスを出す勇気も必要だろう。 - 3P当たりすぎて…
広島戦Game2は16.7%、前節名古屋D戦は23.1%だった3FG%が、この試合では57.7%とかなりの高確率になった。佐賀ディフェンスをしっかり崩して、打つべき人が打ち切っていたことがこの高確率を記録した理由だと思われるが、一ファンとしては、決まりすぎて次の試合が心配になってしまった。(笑)
バイウィーク明けの3試合では苦しんでいた岸本や松脇の複数本成功は、安心できる要素だが、次戦以降で急落することがないように、常にチームとしてベストショットを作る・打つことを大切にしてほしい。
佐賀
- アシスト「20」の壁
試合前メモでも触れたが、今季の佐賀はアシスト数がリーグで2番目に多いチームであるが、1試合のアシスト数が20を下回った試合では、すべて敗戦している。
この試合でも佐賀のアシストは「20」であり、佐賀としては、もう少し流れの中でオフェンスを組み立てたかったはずだ。ベンチから出場したPGの岸田篤生が17得点と得点面でチームを引っ張ったが、アシストはわずか1本しかできていない。 - ベンチメンバーの活躍
佐賀はスターターは2BIGであり、ベンチからジョシュ・ハレルソン、チェイス・フィーラーが出てくる流れであったが、2人合わせて12得点は寂しい数字である。PGの岸田が17得点と気を吐いたが、3Pシューターであり、今季も3FG%が50%を超えている金丸晃輔が無得点だったのは想定外だったはずだ。
佐賀としてはGame2で、ベンチメンバーがどれだけ活躍できるかが試合結果を左右するだろう。
Game Best 5 & MVP
この試合のMVPとBest 5を主観に基づく、独断と偏見で勝手に選出。スタッツ上の数字だけでなく、ルーズボールやディフェンス、流れを呼び寄せるプレーなどスタッツに残らないプレーも評価。
ヴィック・ロー
10得点とローにしては少なく感じる得点数だったが、14リバウンド、4アシスト、3スティールと得点以外でチームに貢献。得点以外でもチームに貢献できる点こそがローがオールラウンドプレーヤーと言われる所以だ。
この試合では、ドットソンと同時出場する時間帯は限られていたが、影にも徹せるローがいることは、(ロールプレーヤーではなく)軸になることを求められているドットソンにとって、遠慮せず個性を出しやすい環境なことに違いない。
岸本隆一
バイウィーク明けの3試合で3FG%が8.6%(2/23)と苦しんでいた岸本だが、この試合では、シュートタッチが合っており、打った3Pシュート3本すべてを成功させた。
岸本の3Pシュートが決まればチームが勢いに乗り、相手も岸本への警戒を強めざるを得ないので、当然他のマークが甘くなる。
岸本が出ている時間帯とそうでない時間帯では、大きい差があるので、一刻も早く改善したい。
”いつまでもあると思うな親と金と岸本隆一。”
ジャック・クーリー
10得点、10リバウンドのダブルダブル。この試合の10得点でBリーグ通算5000得点を達成。キングス一筋、キングスの選手として積み上げた5000得点。次の6000得点、7000得点もキングスの一員として成し遂げてくれると信じている。
Bリーグ通算5000得点本当におめでとう!!
アウトサイドシュートもあるグローヴス、ハレルソン、フィーラー、ダジンスキーへの対応はキツイと思うが、ワイドオープンだけは許さないように頑張ってほしい。
小野寺祥太
11:29とプレータイムは多くはなかったが、限られた時間の中で、きっちり自分の仕事を遂行していた。ディフェンスでは佐賀のハンドラーに対して激しいプレッシャーをかけてストレスを与え、オフェンスでは自信をもって3Pを打ち切り4本中3本成功。キングスの3&Dとして理想のパフォーマンスだった。
スターターが2BIGの場合、日本人選手は岸本、松脇、小野寺の3人が起用されることが多いが、岸本と松脇の3Pへの警戒が厳しい中、小野寺が3Pを確実に決め切ると、相手にとっては、取捨選択が難しい状況になる。今後も前が空いたら自信をもって打ってほしい。
[MVP]荒川颯
前節の名古屋D戦では、わずか1:10しかプレータイムがなく、パフォーマンスもエアボールとターンオーバーと全く良くなかった荒川だが、この試合では別人のような活躍だった。
越谷戦Game1に次ぐ、20:16のプレータイムで、11得点、2アシスト、2スティールを記録。3Pシュート4本中3本成功、トランジションで前を走る、適切な状況判断が光った試合だった。フロアダイブでボールを繋いでカークのFBPを演出したプレーも見事。
ドットソンの加入により、結果を残さなければプレータイムが減る状況で、このパフォーマンスを残せたのは、荒川にとって大きなプラス。次戦以降の試合でも”安定”して結果を残してほしい。
次戦に向けて
この試合で出来たことが、次の試合でも出来るとは限らない。
シュートは水物であり、佐賀も修正してくるに違いない。
大差で勝った次の試合は、難しい試合になることも多いが、チームの現在地を認識し、謙虚に、挑戦者として試合に臨んでほしい。
慢心が一番の敵です。


