約3週間のバイウィークが明け、いよいよリーグ戦再開。
キングスはアウェイで広島ドラゴンフライズとの2連戦。
バイウィーク明けには強くないキングスだが、是が非でも勝って、勢いをつけたいが…
試合前メモ

試合結果
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | F | |
| 琉球 | 20 | 23 | 15 | 23 | 81 |
| 広島 | 19 | 20 | 19 | 14 | 72 |
| 3FG% | FBP | PITP | SCP | BP | |
| 琉球 | 30.0% | 13 | 38 | 6 | 39 |
| 広島 | 39.3% | 12 | 24 | 11 | 21 |
データ引用元
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=504982&tab=2
FBP:ファストブレイクポイント(速攻による得点)
PITP:ペイントエリア内での得点
SCP:セカンドチャンスによる得点(オフェンスリバウンド後の得点)
BP:ベンチから出場した選手による得点
観戦メモ
キングス
- ベンチ登録
試合前メモでは、平良彰吾も脳震盪から復帰できるのではないか、と予想して、誰がベンチから外れるのか気になっていたが、平良彰吾はこの試合も脳震盪の影響で欠場。ベンチ外はウィタカと平良彰吾の2人となった。
平良彰吾は昨シーズンも脳震盪をしていて、複数回の受傷は長引くこともあるみたいなので、焦らずコンディションを整えてもらいたい。 - セカンドユニットの新たな形
バイウィーク前の試合では、スターターの岸本が下がった後のハンドラーは崎濱が務めることが多かったが、この試合では、脇がその役割を担っており、崎濱のプレータイムはわずか3分だった。セカンドユニットの時間帯は、脇、松脇、佐土原というサイズのある日本人選手を並べたラインナップが中心となり、ディフェンスではオールスイッチが可能で、オフェンスでも内外良いボールムーブメントが生まれていた。
SGポジションのドットソンが加入したことによって、ガード・ウイングの選手はプレータイムが削られる可能性が高いので、この試合でプレータイムが少なかった崎濱や荒川、DNPの小針には危機感を強く持って、ワンプレー、ワンポゼッションを大切にしてもらいたい。 - 「75」
試合前メモでは、”キングス勝利へのカギ”として、広島の得点を「75」点以下に抑えることを挙げたが、この試合ではその通りに広島を「72」点に抑えることができた。
その要因としては、広島の得点源の一角(1試合平均17.9得点)であるコフィ・コーバーンに対して、激しいボールプレッシャー、ヘルプディフェンスでターンオーバーを誘発(5TOV)させ、インサイドで自由を与えず5得点に抑えたことだろう。広島は1試合平均のPITPが40.4点あったが、コーバーンの得点が伸びなかったこともあり、この試合では24点にとどまった。
広島
- 強力外国籍ウイング陣
この試合、広島はメイヨ、エバンス、コーバーンの3BIGでスタートし、試合を通じて、メイヨとエバンスはキングスの脅威であり続け、2人だけで38得点を挙げた。カークやクーリーがマッチアップした際には、左右に揺さぶってからの3Pシュートや、裏を突いたカッティングから得点したシーンは、メイヨとエバンスのIQの高さを感じたプレーだった。 - 白鷗大学先輩後輩マッチアップ
脇がセカンドユニットのハンドラーを担っている時間帯も長かったため、広島・佐藤涼成との白鷗大学先輩後輩マッチアップが見られる時間帯も多かった。佐藤はこの試合6TOVと精彩を欠いてしまったが、随所に思い切りの良いプレーも見られ、ルーキーとは思えない落ち着きも感じられた。
(それにしても、白鷗大学からプロ入りする選手は肝が据わっていて、あまり先輩後輩とか意識していなそう笑) - 伊藤達哉の負傷
キングス退団後初の古巣対戦の伊藤達哉だったが、2Q途中で負傷し、その後試合に戻ることはなかった。負傷離脱するまでは、11分間で4アシストするなど、伊藤らしさが見られていただけに、負傷してしまったのは残念である。
伊藤はキャリアを通じて怪我に悩まされている選手ではあるが、今回の負傷が軽傷で、早期復帰できることを祈っている。
Game Best 5 & MVP
この試合のMVPとBest 5を主観に基づく、独断と偏見で勝手に選出。スタッツ上の数字だけでなく、ルーズボールやディフェンス、流れを呼び寄せるプレーなどスタッツに残らないプレーも評価。
デイミアン・ドットソン
キングスデビューを果たしたドットソン。前半は初めてのBリーグに様子見、チームメイトに遠慮しているようなプレーだったが、後半では、持ち前の精度の高い3Pシュートが決まり、ファストブレイクで得点するシーンもあった。
思っていたより、ボールを持つ時間が長かったが、PnRのロールマンへのポケットパスが丁寧で、状況判断も良好なので、Bリーグの環境に馴染めば、より強力な選手へ変貌すると思う。
松脇圭志
11月は3FG%が51.0%と絶好調だった松脇だが、この試合でも3Pシュート8本中4本を沈め、12月に入っても好調をキープしていると感じさせるようなパフォーマンスであった。
広島の3BIGに対応して、キングスも3BIGをしたため、ベンチからの出場となったが、ベンチから好調の松脇が出てくるのは、対戦相手からすれば嫌に違いない。
スターター、セカンドユニット問わず、攻守で自分の仕事を全うする松脇は流石である。
ヴィック・ロー
チームトップの28分の出場で、16得点、10リバウンド、4アシストに加えて、ディフェンスでは、広島の強力外国籍選手とマッチアップして、攻守でオールラウンドな活躍。
ドットソンの加入、日本人選手のステップアップで、ローの負担を減らすことができれば、一つひとつのプレー精度もより高まるはず。
アレックス・カーク
バイウィーク前はコンディションが悪いのか、プレーの強度が不足しているような印象があったカークだったが、この試合では全盛期に近いようなパフォーマンスだった。ディフェンスではコーバーン相手に身体を張り、オフェンスではしっかりシールしてリング下を決め切る。強度の高いプレーでインサイドの主導権を握ってくれた。また、これまでだったら行かなかったディフェンスリバウンドへの飛び込みもあり、コンディションの良さが窺えるシーンもあった。
1Qでメイヨに対してマッチアップした際には、足を狙われて裏をかかれることもあったので、Game2ではスイッチを多用したり、マッチアップを替えるなどして、カークの足が狙われることを減らしたい。
[MVP]佐土原遼
ベンチからの出場ながら、ヴィック・ローの16得点に次ぐ15得点、FG%100%という素晴らしい活躍だった。佐土原にとって広島は、大学時代から特指として、またプロデビューをしたクラブでもあり、そのクラブに対して、成長を感じさせるプレー、佐土原らしいフィジカルなプレーを発揮できたことは非常に良かった。
SGのドットソンの加入により、これまでより4番ポジションで起用されることも多くなると思うが、ファウルトラブルだけには気をつけてもらいたい。
次戦に向けて
過去2シーズンは敗戦していた、11月のバイウィーク明けの試合を勝利できたことは嬉しいが、重要なのはGame2である。
Game1で19個のTOVを犯し、インサイドでの得点が伸び悩んだ広島は、必ずその部分(ヘルプディフェンスに寄られた際の対応)を修正してくるはず。
キングスとしては、Game1で良かった部分は継続しつつ、広島がどんなプレーを選択してくるか見極めながら、戦っていくことが重要。
Game2も、しっかり勝って、次節のホーム名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦に勢いをもって臨みたい。

