Game1で今季初勝利を挙げた琉球ゴールデンキングス。
来週からはじまるアウェイ3連戦に向けて、A東京に連勝して弾みをつけたいが…
A東京戦Game1の観戦メモはこちら

試合前メモ
試合前に考えていたこと、注目していたポイント、チームや選手への期待をまとめました。専門的な展望ではなく、一バスケファンとしての率直な思いや視点を綴っています。
- 脇、小針のコンディション
Game1で右手を負傷した脇と、前半1分半出場したのみで、ガベージタイムにも出場しなかった小針のコンディションが気になっている。
昨季に比べ選手層は厚いほうだが、1選手の離脱をきっかけに、負担が偏って怪我につながる悪循環に陥る可能性もあるため、大事でないことを祈るが… - 集中力を継続できるか
Game1では、前半26点リードすることに成功したが、後半で集中力を欠いたプレーが続いたことで、一時7点差まで詰め寄られた。
今季開幕からの課題である、集中力の継続が、A東京相手に2連勝をするために必要なことだ。
試合結果
| 琉球 | Q | A東京 |
| 16 | 1Q | 13 |
| 22 | 2Q | 15 |
| 16 | 3Q | 20 |
| 28 | 4Q | 28 |
| 82 | FINAL | 76 |
| 3FG% | FBP | PITP | SCP | TOV |
| 33.3% | 0 | 32 | 32 | 14 |
試合データ引用元
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=504779&tab=4
観戦ひと口メモ
試合を観ながら感じたこと、印象に残ったプレーを“ひと口メモ”としてまとめました。専門的な分析ではなく、一人のバスケファン、キングスファンとしての素直な感想や気づきを綴っています。
A東京
- サイズのアウトサイドシュート
サイズは、強力なインサイドプレーヤーだが、エルボージャンパーや3Pなどアウトサイドシュートも警戒する必要がある選手だ。カークやクーリーなど敏捷性が弱点な選手がマッチアップしていたため、PnPやシュートチェックに対してのカウンタードライブなど、サイズには良いようにやられてしまった。 - 平岩はもっと使っても良いんじゃない…?
カーク、クーリーという重量級ビッグマンに対して、サイズとザックだけでマッチアップするというのは苦しい。他ファンが言うことではないと承知しているが、Game1で平岩の時間帯は悪くなかったし、サイズとザックのファウルトラブル対策としても平岩は有効だと思うのだが…4ファウルになってはじめて起用するのは実に勿体ない。 - A東京の意地
Game2も中心選手の多くが欠場したA東京だったが、Game1の後半から見せたように、怪我人を言い訳にしないプライドを持った戦いをしてくれた。
10点離されても、何度も踏ん張り、勝負所での連続3Pもあり、最後までわからない試合展開だった。
胸元に刻まれている2つの星は飾りじゃない。A東京の離脱中メンバーが早く復帰し、今季の東地区を面白くしてくれることを願う。
キングス
- 脇の骨折
Game1で負傷した脇の具合が試合開始前に公表され、右手第3中手骨骨折と判明した。どの程度の骨折なのかは公表されていないため、何とも言えないところだが、発表では全治未定。軽度の場合でも最低4週間(Web調べ)は要するそうなので、年内は脇抜きで戦うことを覚悟したほうが良いだろう。
Game2では、脇の代わりに佐土原がスターター起用され、スターターとしてリバウンドや3Pの成功があった一方で、佐土原が抜けたセカンドユニットには課題が露見した。 - 課題のセカンドユニット
1Q3:28に岸本、小野寺、佐土原、ローがベンチに下がったが、代わった5人では、Q最後のカークのフリースローまで、およそ3分間無得点で、2Q6:34に岸本が戻るまでにセカンドユニットで取れた点数はわずか3点。オフェンスの組み立て(誰を起点に攻めるのかの判断)に課題が見えた。 - 課題も収穫。
勝負所や大事なところでのTOVでリズムを崩し、相手に流れが行きかける展開がGame2でもあったが、その中でも踏ん張り、最終的に勝利を収められたのは大きな収穫。シーズンは始まったばかり。試合を通して、一つずつ課題を克服して、シーズンの最後に完全体で勝負できれば良い。
脇の離脱によって、ゲームプランやローテーションも開幕時点で想定していたものから、変更が必要となってしまったが、各選手がステップアップして、脇の穴を埋める活躍することを期待したい。
#2 小針幸也
起用は平良彰吾、崎濱よりも後だった。桶谷HCからの何かしらのメッセージなのだろう。
3Q途中から出場して、ゲームの雰囲気に馴染むのは簡単なことではないが、状況をしっかり把握してほしい。(安易なファウルでボーナスフリースロー献上は勿体ない)
オフェンスではもっとボールをコントロールして良いと思うんだけどな…コーナー待機だと勿体ない。小針がコントロールすれば、3Qラストのドライブのように長所も自然と出てくる。
#4 ヴィック・ロー
A東京との2連戦はシュートタッチが悪かったと思うが、コーナースリーなど勝負所で決め切るのは流石エース。ローがいつの間にか点を取っている状況が理想。
ただし、フリースロー決めよう。1点の積み重ねが大事だよ。
#8 佐土原遼
脇に代わってスターター出場。
クーリーとの同時出場では、オフェンスのスペーシングに課題を感じるが、オフェンスリバウンドに積極的に絡む姿勢が素晴らしい。例え、リバウンドを掴めなくても、佐土原が絡むことで、クーリーに複数の相手選手が囲まれることは減るし、他の選手がこぼれ球を拾うチャンスも生まれる。リバウンドに行くことに意味がある!
2Qブザビ3Pを決め切ったの偉い!!!!
#10 荒川颯
出場中はオフェンスが停滞し、シュートタッチも良くなかったが、ドライブを仕掛けて、カークにつないでファウルを得たプレーは良かった。
脇が離脱した今、昨季のファイナルで出たような荒川の進化が必要だ。
#12 ケヴェ・アルマ
キシーケヴェラインが構築されている。チームとして3Pの確率が苦しい中、ワイドオープンのコーナー3Pをしっかり決めてくれるのは有難い。
2Q終盤の小酒部へのファウルは要らないファウル。感情でプレーしてしまうところが課題であるが、今のキングスにとって、一人でもそのような行動をする選手がいると、チームとして崩れてしまう危険性があるので、成長してほしい。
連続3Pを被弾した後のATOでand1と、そのあとのブロックはチームを救った。
#14 岸本隆一
A東京に対しては岸本の左ドライブが効く~(天皇杯、Game1でもあった)
岸本のディフェンスを引き付ける力はすごい。アルマのコーナー3Pや佐土原のブザビ3Pも岸本がペネトレイトを仕掛けてキックアウトで演出している。
勝負所、必要なところ、クラッチタイムの強さは異常。
毎年言っていることだけど、毎年キャリアハイを更新している。
#15 松脇圭志
Game1で10得点からすれば、3得点で大人しく見えるが、ディープ3Pも決めたし、シュートタッチは確実にあってきていると思う。
脇が離脱して、松脇にかかる負担も増えるけど、調子を崩さずに頑張ってくれ…
#17 崎濱秀斗
EASL桃園戦、A東京Game1ではベンチを外れており、3試合ぶりの出場。
崎濱には経験を積んでもらいたい。限られたプレータイムで失敗をしても良いから挑戦してアピールに繋げてほしい。
#34 小野寺祥太
2QのOTO明けに、福澤に対してのオールコートでのプレッシャーディフェンスは、チーム全体のディフェンス強度を一段階引き上げる素晴らしいものだった。
また、ドライブでサイズとアイラの2人を引き付けて、カークにつないだアシストもお見事。
ただ、レイアップは決めてくれ…
#45 ジャック・クーリー
オフェンスが停滞して、苦しい我慢の時間帯でも、クーリーがリバウンドに絡んで、ファウルドローン、ボーナスフリースローに繋げてくれるので助かる。
試合を通してファウルドローンしていたこと(相手インサイドのファウルトラブル)が、勝負所でのオフェンスリバウンドにつながったのは間違いない。
#47 平良彰吾
セカンドユニットとして小針よりも先に起用。期待されているアグレッシブなプレー(ディフェンス、リバウンド、ルーズボール)は発揮できているが、オフェンスの組み立てには課題を感じる。
#53 アレックス・カーク
前半から、クーリーとカークでA東京インサイド陣のファウルをさせる状況に追い込んでいたのは、A東京のディフェンス強度を上げにくい状況を生んだと思う。
フリースローの新モーションもすっかり馴染んで良い感じ!!(FT7/8)
まとめ
脇が全治未定の怪我によって離脱してしまったのは、とても残念であるが、
各選手にとってはチャンスでもある。
アルバルク東京がそうだったように、怪我人を言い訳にしない戦いをしてほしい。
P.S.キングスの対アルバルク東京対戦成績が15勝13敗になりました!!!!

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