【つぶやき】B.PREMIERに思うこと①

Bリーグ
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2025-26シーズンで現行のBリーグは終了し、来シーズン(26-27シーズン)からはB.PREMIERがスタートするわけだが、B.PREMIERについて、現時点で思っていることを書き連ねてみたい。

 

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期待していたB.PREMIER

B.PREMIER構想(当時はリーグ名は未定)がはじめて掲げられた2019年。当時から構想に対しては賛否が分かれていたが、その当時の私は賛成の立場であった。

設備の整った夢のアリーナ
全試合CSさながらの高い試合強度
国籍問わずトップオブトップが活躍するリーグ。

大河正明チェアマン(当時)が掲げた改革によって、Bリーグのレベルや価値が更に高まると期待していたからだ。

しかし、来秋幕を開けるB.PREMIERに、当時の私が期待していたものとは全くの別物になってしまったと感じている。

 

コロナと大河正明チェアマンの退任

2019年7月にBリーグはリーグの中長期戦略として、新リーグ構想を掲げたが、翌年の2020年には新型コロナウイルスによるリーグ戦の中止や観客動員制限などもあり、思い描いていた成長曲線から外れてしまう事態に陥った。また、新リーグ構想の中心だった大河チェアマンも2020年6月に任期途中で辞任。この2つの出来事が、B.PREMIERのリーグ設計に影響したと考えている。

クラブ数上限と昇降格制度

来秋開幕するB.PREMIERに参入が決まっているクラブは26クラブ。下部にあたるB.ONEとB.NEXTの参入クラブは10月に発表予定である。

新リーグ構想を掲げた当時、大河チェアマンは、各リーグのクラブ数について、最大24クラブ(初年度は18)を上限としたエクスパンション型リーグにする方針を表明し、昇降格制度についても、単年の競技成績による昇降格は廃止するものの、一定期間の競技成績によっては昇降格を行うことも示唆していた。

「昇降格を無くすとは全く言っていません。3年連続下から3つに入ったとか、2年連続最下位、ブービーでしたとか……。2場所連続負け越しで陥落する大関みたいな、緩やかな昇降格制度に変えていくイメージです。」

Bリーグの昇降格制度が一変? 大河チェアマンが打ち出す改革の狙い(大島和人) - エキスパート - Yahoo!ニュース
「2020以後」に向けた新構想6月26日に行われたBリーグの臨時会員総会で、大河正明チェアマンの再任が決まった。都合3期目で、任期は2年間となる。7月1日には「B.LEAGUE BEYOND 2020

だが、大河チェアマンの後任として就任した、島田慎二チェアマンは、2023年に初年度上限18クラブの撤廃を発表。リーグの定めた3次審査を突破したすべてのクラブがB.PREMIERに参入できることとなった。また、昇降格制度についても、競技成績による降格は廃止と方針転換されている。

島田チェアマン、Bプレミアは「18クラブ以上の可能性も」
男子プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUE(Bリーグ)。試合日程・結果、最新の順位・成績、チーム・選手データなど、B.LEAGUEの充実した情報をご案内。

チェアマンの交代や社会の変化が、どの程度影響しているのかはわかないが、開幕前の時点で、当初の計画のクラブ数を超過しているのは、事実である。

もちろん、B.PREMIER参入に向けて、多くのクラブが努力した結果であるが、日本バスケのトップリーグで戦うに相応しい選手を全クラブが揃えられるのか、上位と下位で大きな差ができるのではないか、といった疑問や不安が湧いてくる。

言葉を選ばずに言えば、B.PREMIERにはプレミア感を感じられない。のだ。

このような現状を生んだ背景には、リーグ設計の甘さがあると考える。
リーグは当初、初年度は14クラブほどでスタートすると想定しており、初年度上限18クラブを超える場合の同審査内での相対評価基準も曖昧なものであった。

クラブの可能性を信じ、より厳格な基準を設定し、仮にリーグが悪者になったとしても、決してゴールをずらさない。
そのような強い決断力や実行力があったのなら、B.PREMIERは開幕が待ち遠しいリーグになっていただろう。

B.プレミアが26クラブになった背景について|島田慎二
2026年、B.革新初年度、B.プレミアクラブが、当初予定に比べて26クラブと増えたことでプレミア感がなくなったのではないか。改修アリーナが施設基準として認められることへの違和感。クラブ数が増えるということは、コート上の質が落ちてしまうので...

 

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